【ケンミンショー】徳島の豆玉&埼玉の十万石まんじゅうとは?十万石饅頭アイスやコラボについても紹介!

2025年5月1日放送の「秘密のケンミンSHOW極」では、徳島県民が愛する“甘い豆入りお好み焼き”「豆玉」と、埼玉県の銘菓「十万石まんじゅう」が登場します。どちらも地元で長年親しまれてきた名物グルメで、歴史や文化背景も奥深いです。この記事では、この2品を深掘りし、それぞれの魅力と地域に根付いた食文化をご紹介します。
※この記事はアフィリエイトリンクを含みます。

徳島のご当地お好み焼き「豆玉」とは?金時豆文化の象徴グルメ

徳島県で親しまれている「豆玉」は、甘く煮た金時豆を具材に加えたお好み焼きです。キャベツや卵、天かすなどとともに、ほくほくの金時豆をたっぷり混ぜ込んで焼き上げるスタイルで、「甘じょっぱい」不思議な味わいがクセになるご当地グルメです。
お好み焼きに“甘い豆”というと意外に感じるかもしれませんが、徳島の家庭では昔から馴染みのある味です。
実際に食べた方の口コミをXで確認してみました。

このように、甘いけど美味しいという声が見られます。
先入観から不思議な感じがしてしまいますが、一度自宅でもやってみたいですね。

豆玉だけじゃない!金時豆が根付く徳島の食文化

徳島県で愛されている「豆玉」の背景には、徳島県民にとって「甘く煮た金時豆」がいかに日常的な食材であるかという点から見てみましょう。
たとえば、地元では「金時豆入りばら寿司」が祝いの席などで供される伝統料理として知られており、酢飯に季節の具材とともに甘い金時豆が混ぜ込まれています。

また、「でんぶ」と呼ばれる煮物料理にも金時豆が使われ、黒豆や根菜などとともに甘辛く煮て仕上げる家庭料理の定番です。おせちの一品としても食卓に登場するなど、金時豆は徳島の“ソウル食材”とも言える存在です。

このように、甘く炊いた豆を料理に取り入れる文化がある徳島にとって、「豆玉」は自然な流れで生まれたご当地グルメと言えます。見た目は素朴ながら、徳島らしさがギュッと詰まった味わい深い一品なのです。

埼玉の銘菓「十万石まんじゅう」とは?

埼玉県行田市に本店を構える「十万石ふくさや」が手がける和菓子で、しっとりとした薯蕷(じょうよ)生地と、北海道十勝産のこしあんが絶妙な饅頭が「十万石まんじゅう」です。

白い皮に「十万石」と焼き印が入った上品な見た目と、「うまい、うますぎる」の名キャッチコピーで県民に親しまれてきました。埼玉県内の百貨店や駅ナカ、サービスエリアなどで広く販売されており、お土産や贈答品としても人気です。

私自身埼玉県出身で、現在も埼玉県在住なので、十万石まんじゅうはよく食べますが、一口サイズで食べやすく、中のあんがまろやかでとっても美味しいです。

「うまい、うますぎる」誕生の背景とは?

「十万石まんじゅう」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのがCMの名フレーズ「うまい、うますぎる」。この印象的な言葉には、実は世界的な芸術家との出会いがありました。
1953年、十万石ふくさや創業者の横田信三氏が、青森出身の版画家である棟方志功氏と出会いました。志功氏にまんじゅうを贈ったところ、彼は一口食べて「これは、うまい、うますぎる」と感嘆の声をあげたのだとか。

このエピソードに感銘を受けた横田氏は、そのままこの言葉をキャッチコピーとして使用し始め、やがてCMでも繰り返し使われるようになりました。

さらに、志功氏が描いた女性像「まんじゅう姫」は、十万石まんじゅうの包装紙の原画として現在も使われています。まさにアートと味が融合したブランドとしての象徴とも言える存在です。

この「うまい、うますぎる」という言葉は、単なる販促文句ではなく、実際の感動から生まれた歴史的なフレーズだったのですね。

棟方志功(むなかた しこう)とは?

棟方志功氏(1903年〜1975年)は、青森県青森市に生まれた日本を代表する版画家です。
彼は、独学で美術を学び、若い頃はフィンセント・ファン・ゴッホに強く影響を受け、昭和初期から木版画の制作に取り組みはじめ、次第にその独特な力強い作風が注目されるようになります。
また、生活に根差した美を追求する「民芸運動」に共鳴し、柳宗悦氏や河井寛次郎氏らと交流を深めながら、日本の民芸芸術の発展に貢献しました。
特に、宗教的・民俗的な主題を木版画に落とし込んだ作品群は、彼の代表的なスタイルとして知られています。

1955年には、イタリアのヴェネツィア・ビエンナーレにて国際版画大賞を受賞し、海外でも高い評価を獲得しています。世界的に名を知られる芸術家として、晩年まで数多くの作品を残し、その存在は「世界のムナカタ」と称され、今なお多くのファンに愛されています。

棟方志功氏の作品などに興味のある方は、こちらが参考になりますよ。


十万石まんじゅうは「まんじゅう」だけじゃない!

十万石まんじゅうだけが知名度がかなり高い印象がありますが、伝統を守りながらも進化を続ける十万石ふくさやでは、以下のような多彩な商品展開も行っています。

十万石まんじゅうアイスとは?和菓子の進化系スイーツに注目!

伝統の味を現代風にアレンジした商品として話題を集めているのが、「十万石まんじゅうアイス」です。
埼玉の老舗和菓子店・十万石ふくさやと、アイス製造で定評のある「小島屋乳業製菓」がタッグを組み、2024年に開発・販売がスタートしました。

まんじゅうの味をアイスで完全再現!

このアイスの最大の特徴は、「十万石まんじゅう」の味わいをそのままアイスで表現している点にあります。

  • モナカ皮には“十万石”の焼印入り
    米粉を使ったモナカ皮は、しっとりとした食感でまんじゅうの皮の風味を見事に再現しており、表面には「十万石」の焼印が施され、見た目からも遊び心とこだわりが感じられます。
  • 山芋パウダー入りのアイスクリーム
    アイス部分には、十万石まんじゅうの生地にも使われている“山芋パウダー”を加えることで、通常のバニラアイスよりも粘りとコクがプラスされています。このこだわりにより、薯蕷饅頭の風味と口当たりを引き継いでいます。
  • 中心には北海道産こしあんのソース
    アイスの中心には、とろっと流れ出す“こしあんソース”がたっぷり入っています。
    北海道十勝産の小豆を使い、自社工場で炊き上げたこだわりの餡で、まさに和と洋が溶け合う味わいに仕上がっています。

十万石饅頭アイスはどこで買える?

このアイスは、2025年春現在、埼玉県内のセブンイレブンを中心に限定販売され、SNSなどでも大きな話題になっています。過去にはヤオコーやベルクなどのスーパー、さらに高速道路のサービスエリアなどでも販売された実績があり、今後の展開にも期待が高まっています。
ちなみに、十万石店舗での販売はありません。

楽天で購入可能なので、リンクを貼っておきます。

和菓子ファンにもアイス好きにも刺さる一本

「まんじゅうのアイス化」という一見意外な発想ながら、素材・構造・味わいの再現度は非常に高く、和菓子好きからも高い評価を獲得。お茶請けにもぴったりで、季節を問わず楽しめる“新しい埼玉名物”として定着しつつあります。

お土産や贈り物としてもインパクト大のこのアイスは、埼玉の魅力をもっと多くの人に伝えるきっかけになりそうです。話題に。

その他の商品ラインナップ

  • しょこらまん:チョコ入りの洋風まんじゅう
  • きららシリーズ:ホワイトチョコ×丹波大納言の焼き菓子
  • はにわさぶれ:ユニークな埴輪モチーフのサブレ
  • 季節限定ギフト:母の日やこどもの日向け商品も多数

「十万石まんじゅう」の過去のコラボ紹介

  • 立正大学オリジナルまんじゅう:​大学のロゴやキャラクターが焼印された限定商品。
  • 映画『翔んで埼玉』コラボ:​映画のタイトルロゴやキャラクターが焼印された限定まんじゅう。
  • ドラゴンクエストウォークコラボ:​「10万ゴールドまんじゅう」として、スライムの焼印が特徴。
  • 浦和レッズコラボ:​「浦和」「レッズ」などの焼印が押されたまんじゅう。
  • パナソニック ワイルドナイツコラボ:​「刀」「ワイルドナイツ」などの焼印入りまんじゅう。
  • クレヨンしんちゃんコラボ:​キャラクターの焼印が施された可愛らしいまんじゅう。
  • 渋沢栄一まんじゅう:​新一万円札の肖像に採用された渋沢栄一氏をモチーフにした商品。

まとめ

「豆玉」と「十万石まんじゅう」は、一見ジャンルの異なるご当地グルメですが、どちらも地域で長く愛され続けてきた“地元の誇り”ともいえるグルメです。それぞれの歴史やこだわりを知ることで、より深くその魅力を感じられますね。

番組をきっかけに、旅行やお取り寄せでぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました