「鮭児(けいじ)」は、1万本に1本ともいわれる超希少な鮭で、北海道・知床を中心に水揚げされ、その脂のりと口溶けは“海の大トロ”と称されるほどの逸品です。この記事では、鮭児とは何か、いつ・どこで食べられるのか、価格、通販やふるさと納税での入手方法まで、徹底解説します!
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鮭児(けいじ)とは?
どんな魚?一般的な鮭との違いは?
「鮭児(けいじ)」とは、北海道・知床沖などでごく稀に水揚げされる超希少な若い鮭のことです。見た目は普通の鮭とよく似ていますが、まだ成長途中で性成熟していない個体であるため、身に栄養(脂)が蓄えられており、口当たりも別格です。
一般的な秋鮭(シロザケ)は、産卵のために川を遡上する直前に水揚げされますが、鮭児は回遊中の段階で漁獲されるため、身が柔らかくて脂が乗っているのが特徴です。
その味わいは「まるで海の大トロ」とも称され、口に入れるととろけるような食感と、上品な甘みが広がります。
なぜ「1万本に1本」なのか?希少な理由
鮭児は、主にロシア沿岸で生まれ、まだ川に戻る前の段階(未成熟の若魚)で、たまたま北海道の沿岸に回遊してくるごくわずかな個体です。その確率は、漁獲される鮭1万本に対して1本程度といわれています。
また、漁獲後に鮭児かどうかを判別するには、腹部の厚みや脂の量を確認しなければならず、外見からは判断できないのも特徴です。そのため、漁師や市場関係者の中でも“出会えたらラッキー”とされるほどの珍しい代物です。
つまり、「狙って獲れる魚ではなく、たまたま網に入った時しか食べられない」——それが鮭児の希少性をさらに高めている理由です。
どこで獲れる?知床との関係
鮭児が多く水揚げされるのは、北海道・知床半島の羅臼町沖やえりも町周辺の太平洋側です。特に羅臼は、寒流と暖流がぶつかる豊かな漁場であり、脂の乗った個体が集まりやすい場所として知られています。
羅臼町では、「鮭児」がブランド食材として扱われ、ふるさと納税の返礼品としても提供されており、まさに知床の自然が育てた“奇跡の鮭”として、地元でも高い評価を受けている存在です。
よくある疑問|子どもの鮭なら養殖すればいいのでは?
「若い鮭=子どものシャケなら、養殖すれば簡単に食べられるのでは?」と思う方もいるかもしれません。僕もそう思って調べてみました。
実は、鮭児は養殖できない、あるいは再現が非常に難しい存在なんです。
理由1:未成熟なのに脂が極端に多いという“謎の体質”
普通、若い鮭は脂が少ないのが一般的です。ところが鮭児は、性成熟前の段階にも関わらず、なぜか脂がびっしりと乗っているのが特徴です。
この状態を人工的に再現する方法は、今のところ確立されていません。
理由2:どんな条件で鮭児になるか分かっていない
エサ?水温?遺伝?
鮭児になる明確なメカニズムはまだ解明されておらず、養殖環境で再現できないのが実情です。
理由3:見た目では判断できない
養殖でたくさん育てても、どの個体が“鮭児”なのかは捌いてみないと分からないため、商業的に安定供給するのは不可能に近いのです。
つまり、鮭児とは“天然が生み出す奇跡”であり、偶然の産物です。だからこそ価値が高く、幻の鮭と呼ばれているのです。
鮭児の味の特徴とおすすめの食べ方
脂のり・口どけの違いは?
鮭児最大の魅力は、圧倒的な脂のりと、とろけるような食感です。
一般的な鮭の脂質が5〜10%程度なのに対し、鮭児は20%を超えることもあり、まさに“海の大トロ”と呼ばれる理由がここにあります。
しかも、その脂はくどさがなく、あっさりとした甘みが特徴。口に入れた瞬間に広がる風味と、すっと溶けるような舌触りは、まさに別格の美味しさです。
生で食べる?焼く?どう食べるのが最高?
最も人気の食べ方は、やはり刺身または寿司ネタとしての生食です。鮮度の良い状態でしか味わえないため、提供されるお店でも刺身メニューが中心です。
■ 刺身:厚めに切った鮭児の身に、わさび醤油をほんの少しだけ。とろける口当たりをダイレクトに楽しめます。
■ にぎり寿司:酢飯との相性も抜群。大トロに似た脂の甘さが引き立ちます。
焼きや煮物も絶品!調理のポイントと注意点
脂がたっぷりなので、焼き魚やムニエルにすると香ばしさが際立ちます。ただし、脂が多いため焦げやすく、弱火でじっくり火を入れるのがコツです。
煮付けや西京焼きにしても極上の味わいになりますが、火を通しすぎると脂が流れ出てしまうので注意が必要です。
家庭で調理する場合は、刺身用として冷凍で届くタイプを解凍して生食が基本で、焼き物にする場合も、半解凍で切り分けると扱いやすいですよ。
生で食べても大丈夫?アニサキスの心配は?
鮭児は天然魚のため、アニサキスなどの寄生虫が存在する可能性はゼロではありません。しかし、実際に市場に出回る鮭児は、−20℃以下で24時間以上冷凍処理された“刺身用”のものが主流です。
これは厚生労働省が推奨する、アニサキスの無害化処理に準じたもの。寿司店や料亭などで提供される鮭児も、ほとんどがこの処理を経ています。
家庭で食べる際のポイント
- 「刺身用」「生食可」と明記された商品を選ぶこと
- 解凍は冷蔵庫でじっくり(常温解凍は避ける)
- 不安があれば、軽く炙る・冷凍処理を再度行うのも◎
信頼できる店舗や通販サイトで購入すれば、基本的には安心して生で楽しめる鮭です。それでも“天然物”であることを意識して、正しい扱い方を心がけましょう。
鮭児はどこで食べられる?
羅臼・知床周辺での提供店
鮭児は希少な魚ゆえに、いつでもどこでも食べられるわけではありません。
しかし、地元・知床エリアには、運がよければ鮭児に出会えるお店もあります。
海鮮居酒屋 OYAJI(おやじ)
- 店名:OYAJI(おやじ)
- 住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西110
- 電話番号:090-8908-1920(完全予約制)
- 営業時間:要予約(当日14:00までに連絡)
- 定休日:不定休
- 座席数:12席
- 駐車場:あり(8台)
- アクセス:道の駅「うとろ・シリエトク」より車で約2分/JR知床斜里駅から車で約38分
- 平均予算:6,000円~
- 公式サイト:https://kyouwagyogyoubu-oyaji.com/
- 特徴:漁師歴47年の店主がその日に獲れた魚介を使って、新鮮な魚介を食べさせてくれる完全予約制のお店です。
こちらについては、以下の記事で詳細に書いています。
▶帰れマンデーで紹介!知床牛のグリル提供の「北こぶし知床」と鮭児のルイベ提供の「OYAJI」のアクセスなどリサーチ
純の番屋(羅臼町)
- 住所:北海道目梨郡羅臼町礼文町2-
- 電話番号:0153-87-5667(冬季は 0153-88-2227)
- 営業時間:9:00~16:00
- 営業期間:4月末~10月末(冬季休業あり)
- 定休日:不定休(天候等により臨時休業あり)
- 公式サイト:https://kitanokunikara-junnobanya.com
- アクセス:道の駅知床らうすから徒歩約6分/中標津空港から車で約1時間10分
- 特徴:地元・羅臼で水揚げされた海産物を提供する食堂兼直売所。
鮭児の刺身や定食が味わえることもある貴重なお店です。
食堂で食べられない場合でも、併設の直売所で加工品や冷凍鮭児が手に入ることも。訪れる際は事前の問い合わせが確実です。
他地域での提供は?
関東や都市部の高級寿司店・割烹などでも、鮭児が期間限定でメニューに登場することがあります。
ただし、そのほとんどが入荷状況に左右される不定期提供のため、事前にお店へ問い合わせるのが必須です。
過去には、都内の高級寿司店で「鮭児のにぎり」が1貫3,000円以上で提供された例もあるなど、都市部では“超高級ネタ”として扱われています。
提供されたことがあるお店を掲載します。
すし田
北海道小樽市堺町2-3
すし田 (すしでん)のご予約 – 小樽/寿司 | 食べログ
お取り寄せ・ふるさと納税で手に入れるには
「現地まで行くのは難しいけれど、鮭児を一度は味わってみたい…」
そんな方には、通販やふるさと納税での入手という選択肢があります。数量は限られますが、運がよければ自宅で“海の大トロ”を堪能することも可能です。



※数量限定・季節限定のため、シーズン外は掲載されていない場合もあります。
購入・申込の際の注意点
- 鮭児は希少な天然魚のため、発送までに時間がかかることもあります。
- 冷凍状態で届くため、解凍方法や保存期間の確認が重要です。
- 刺身用を選ぶ場合は、必ず「生食可」または「刺身用」と明記されているものを選びましょう。
まとめ “海の大トロ”鮭児を味わう贅沢
「鮭児(けいじ)」は、1万本に1本ともいわれるほど希少な天然鮭です。脂のりの良さ、口の中でとろける食感、上品な甘み…どれをとっても別格の味わいで、“海の大トロ”と称される理由を一口で実感できる逸品です。
北海道・知床・羅臼の豊かな海が生み出す奇跡の魚であり、偶然にしか出会えない希少性もまた、鮭児ならではの魅力といえます。
現地の食堂で出会えることもあれば、ふるさと納税や通販で巡り会えるチャンスも♪
「一生に一度は食べてみたい」そんな贅沢な願いを叶えてくれる鮭児、ぜひその価値を実感してみてください。
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