食品ロス対策になる⁉あら~麺の特徴と背景、いしのまき元気いちばへのアクセスなど紹介!【帰れマンデー】都内でも食べられる?

食品ロスの削減と美味しさを両立した、宮城県石巻市のご当地ラーメン「あらー麺」は、魚のアラを活用した出汁が特徴です。この記事では、あら~麺の魅力や背景、提供している「いしのまき元気食堂」へのアクセス情報をお伝えします。また、都内で食べられる魚のアラを使ったラーメン店を紹介します。
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あら~麺とは?

「あらー麺」は、通常であれば捨ててしまう「魚のアラ」を活用して作られたラーメンです。通常は廃棄されてしまうことが多い「アラ」をじっくり煮込んでスープを作ることで、深い旨味とコクが楽しめめるスープが完成します。
麺はスープと相性の良い「中細ちぢれ麺」を使用し、具材には、ふのり・わかめ・タラのフライなどが乗っています。
魚介の旨味が凝縮されたスープと、鶏ガラベースの動物系スープを合わせたダブルスープが特徴で、多くの方に支持されている人気メニューの一つとなっています。

あら~麺の特徴

魚のアラを活用した濃厚スープ

  • 魚のアラを長時間煮込んで出汁をとりため、魚の旨味を最大限に引き出すことができます。
  • 使用される魚の種類によって異なる風味を楽しむことができます。
  • 仕上げに「追いアラ」を加え、さらに魚の風味を際立たせるので、しっかりと魚の味を楽しむことができます。
  • 魚のアラを使用していますが、臭みがないのも特徴です。

ヘルシーで栄養価が高い

  • 魚のアラを使用するため、魚に含まれるDHAやEPA、コラーゲンなどの栄養が豊富に溶け込んでいます。
  • 動物性の脂肪が少なく、濃厚ながらもあっさりとした口当たりを楽しむことができます。

食品ロスの削減に貢献

  • 通常であれば廃棄されてしまう「魚のアラ」を有効活用するため、環境にも優しいラーメンです。

その日に取れた魚のアラを使用しています。

  • 仕入れ状況によって、使用する魚の種類が変わるため、スープの味が毎日変わります。そのため、行く度に新しい味と出会うことができる楽しみがあります♪
  • 新鮮なアラを使う必要があるため、東京などでは流通しずらいです。

魚のアラについて、主人公が魚のアラを使った料理を披露していくという小説です。
興味のある方は、チェックしてみてください。

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あら~麺が生まれた背景

東日本大震災後の復興支援活動の一環として「東京料理ボランティアの会」が立ち上がりました。
そのメンバーであったラーメン店「麺屋武蔵」の社長が、石巻らしい新しいラーメンを作ろうと提案し、誕生したのが通常廃棄していた魚のアラを使用してスープを作る「あら~麺」です。
2011年の誕生以来、老若男女問わず多くの人に愛されるご当地ラーメンとして定着しました。

魚のアラを使った背景を見てみましょう。
宮城県石巻市は全国有数の水産業の盛んな地域ですが、魚の加工時に出る大量のアラが産業廃棄物として廃棄されていました。そこで、この魚のアラでスープを作ることで、石巻らしさを表現しようとしたのが始まりだそうです。
実際、日本では年間約27万トンもの魚のアラが発生していますが、そのうち市場に流通するのは10%未満といわれています。そのため、残りの約90%以上が食品ロスとして廃棄されているのが現状です。

魚のアラは何故流通しないのか?

こんなに評判の良いラーメンが作れるのに、魚のアラが市場に流通しにくい理由は何でしょうか?
主に以下の3つがありますので、見てみましょう。

  1. 物流コストが高い
    • 魚をアラもつけたまま配送すると、それだけでコストが高くなってしまいます。
      魚を切り身にして販売する方が効率的で、アラは運搬コストの関係で流通しにくいのです。
  2. 調理の手間がかかる
    • アラには血合いや骨が含まれているため、使おうとすると下処理が必要なため、家庭や飲食店で扱いにくく、倦厭されてしまいます。
  3. 需要が少ない
    • 私もそうですが、一般の消費者にとって「魚のアラ」を料理に使うことは馴染みが薄く、販路が限定されてしまいます。

このような理由から、多くのアラは廃棄されてしまいますが、食品ロス削減の観点からも、今後の活用が期待されています。

いしのまき元気食堂について

「あらー麺」を食べられるスポットが「いしのまき元気市場」の2階に位置する「いしのまき元気食堂」です。

基本情報やアクセス

  • 住所:宮城県石巻市中央2-11-11 いしのまき元気いちば2F
  • 電話:0225-98-5539
  • 定休日:不定休(詳しくは公式HPにて)
  • 営業時間:11:00〜20:00(土曜と祝前日:11:00~20:30)
  • 駐車場:あり
  • 支払方法:食券の券売機(現金可、電子マネー可)
  • 公式HP:いしのまき元気食堂
  • アクセス
    仙台駅西口バス停から石巻営業所行のバスに乗ること約1時間20分で「千石町」下車。
    徒歩6分です。

「いしのまき元気いちば」は、石巻の特産品を販売する市場とフードコートを備えた施設で、2017年にオープンしました。1階には鮮魚や水産加工品、地元産の農産品や特産品が並び、2階の「元気食堂」では、地元食材をふんだんに使った料理を楽しめます。

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いしのまき元気食堂のメニュー

メニュー名価格メニュー名価格
石巻元気御膳1,600円刺身定食2,200円
元気丼1,400円あなご天重1,500円
石巻特選海鮮丼2,700円あら~麺800円
金華山丼4,000円いくら丼2,300円
金華サバ焼定食1,200円ミニいくら丼1,300円
牡蠣クリームパスタ1,250円鮭といくらの親子丼1,600円
ローストホエール丼1,100円牡蠣天丼1,100円
石巻焼きそば600円くじら竜田定食1,200円
サバだしラーメン900円牡蠣フライ定食1,300円
(鯖トッピングなし)600円宮城三元豚のとんかつ定食1,300円
地魚海鮮漬け丼1,300円宮城三元豚のカツカレー1,300円
まぐろづくし丼500円牡蠣グラタン300円

ラーメンにパスタに焼きそば、定食、丼物とかなり充実していますね♪
その他にも、ドリンクやカフェメニューも充実しています。
詳細なメニューはこちらから確認できます。

魚のアラを使ったラーメンは他にもあるの??

ここまで読むと、魚のアラを使ったラーメン食べたくなりますよね。
そこで、都内で魚のアラを使ったラーメンがないか調べてみたところ、ありました。
新宿と吉祥寺に店舗を構える「麺屋海神」というお店です。
公式ホームページ:麺屋海神. – あら炊き塩らぁめんの店

毎日仕入れる新鮮な鯛やブリなど、約7種の魚を火で炙り、丹念に炊き上げるスープは、
丁寧にアクを除くことで魚介の風味がギュッと凝縮しつつ、くさみを感じさせることのない澄んだ味に仕上がる。
魚は日替わりのため、変化する風味も日ごとの楽しみ。
スープに合わせる麺は、2種類の小麦粉をブレンドさせた特注麺。
細麺ながら、しっかりとした歯ごたえでスープのうま味をさらに引き立てる。

麺屋海神ホームページより引用

様々な番組にも取り上げられており、その評判はかなり良いです♪
魚のアラで出汁を取ったラーメン、是非足を運んでみてください。

あらー麺といしのまき元気市場のまとめ

以上、食品ロス対策になる⁉あら~麺の特徴と背景、いしのまき元気いちばへのアクセスなど紹介!【帰れマンデー】都内でも食べられる?をお届けいたしました。

「あら~麺」は、東北の震災後の復興時に石巻らしさのあるラーメンとして、本来廃棄されていた「魚のアラ」を活用するラーメンとして考案されました。
味も良いですが、それだけではなく、食品ロスにも貢献し、栄養価も高く、濃厚でいながらあっさりとした味わいが特徴です。いしのまき元気市場では、あら~麺をはじめ、さまざまな海鮮グルメを楽しむことができます。
石巻を訪れた際は、ぜひ「あら~麺」を味わってみてください!
また、魚のアラを使ったラーメンが気になる方は、都内の麺屋海神を訪れてみるのも良いですね。

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