家族へのイライラやストレスへの対処法。原因と解消法を紹介。

やらなくちゃいけないことに追われている女性

自分が家事をしているのに家族は遊んでいる。自分はやらなくちゃいけないことに追われる毎日。。。もう家族に対してもイライラしてしまうことがありますよね。そんな時には何故「私だけがやらなくちゃいけないこと」に追われているのか?その理由を考えてみましょう。その上で、その解消法についても紹介していきます。

「やらなくちゃ」であふれる毎日。「やりたい」はどこへ??

日常生活を振り返ってみて、「やらなくちゃ」でいっぱいになっていませんか?
自分の「やりたい」ことできていますか?

「やらなくちゃ」に追われて「やりたい」にたどり着くことができない毎日を送っていませんか?

そんな時、少しだけ考え方を変えたり、今の自分の考え方に気が付くことで物事の見え方が変わり、苦しさが軽減しますので、参考にしていただければ幸いです。

本当にそれは「やらなくちゃいけないこと」??

まず、「やらなくちゃ」について考えてみましょう。

これは、「やりたいこと」というより、時間に追われていたり、他者からの依頼であったり、自分に強制力を持たせたりする意味合いが込められています。中には「やらされている」という感じがしている方もいるかもしれません。

そんな「やらなくちゃ」で行動していると、次から次へと「やらなくちゃ」がやってきて、あっという間に1日が終わり、1週間が経ち、1ヶ月が経ち。。。と、やりたいことができないままに時間が過ぎていきます。



家事について考えてみましょう。

朝の料理をして、洗濯をして、掃除をして

また昼の料理をして、買い物をして、、、

全て誰かがやらなければいけないことです。

では、「やらなくちゃ」を何故あなたがやらなくてはならないのでしょうか?

また、なぜ「やらなくちゃ」になってしまったのかを考えてみましょう。

私の実体験

私は家族のお弁当作りを毎日しています。
これは頼まれたわけではなく、コンビニ弁当を食べてほしくないという気もちから、自分で始めたことだったんです。
料理も好きなので、早くに起きてお弁当を作ることは楽しみでもありました。

しかし、毎日作っているうちに「やりたい」から「やらなくちゃ」に変わってきました。
その頃から
「みんな寝ているのに、なんで自分だけ早起きして作っているのか?」
と不満に思う日が出てきました。

そこで何故自分がお弁当を作っているのか、きっかけを思い返してみました。
それは、コンビニ弁当ではなく、作ったものを食べてほしいという自分の気持ちでした。
なにより、自分がやりたくて始めたことでした。
そう思い返してみると、不満が小さくなり、その日からまた音弁当作りが楽しくなったんです。


このように、自分で作るといったのに、気が付くと「やらなくちゃ」に変わりストレスになっている方もいるのではないでしょうか?
自分で始めたのに、自分で勝手に「やらなくちゃ」にしていることはありませんか??

自分がやっていることにストレスや不満を感じたときには、
何故自分がやっているのか。
どういう気もちで始めたのか。
ということを思い返してみてください。
誰かに強制されたものではなく、自分で選んだものであるならば、いつでもやめることができます。
気もちが軽くなってきますよ。

「やらなくちゃ」だけの毎日になっていませんか??

やりたいことがいっぱいあるのに、気が付いたら「やらなくちゃ」で終わっていませんか?
「やらなくちゃいけないこと」も大切ですが、自分の「やりたいこと」も大切です。

「やらなくちゃいけないこと」をやり始めるときに、自分の「やりたいこと」も同等のものと考えて、スケジュールを組んでみましょう。

私自身、朝の洗濯や調理に追われていたため、日課のトレーニングができなくなっていました。
トレーニングはたったの15分。でもできないんです。
洗濯や調理を急いでやっても朝はぎりぎり……

そこで思い切って、洗濯機を回した後にトレーニングを入れて、それから調理などの朝の作業をやってみました。

トレーニングをしなくても終わらなかったのに、トレーニングをした後に始めてもいつも通り終わっていました。

むしろ、やりたいのにやれないという不満がない分、気持ちもすっきりしていて、効率よくできました。

また、洗濯物を干すのが間に合わない日は、起きてきた家族が手伝ってくれるんです。

よくよく考えてみると、朝の作業は自分が「やらなくちゃいけない」にしていただけで、家のことであり、家族みんなの作業なんですよね。
さっきのお弁当と一緒で、私が勝手に自分の仕事にしていただけだったと気づかされました。

このように、みんなでできることはみんなでやれば良いので、自分がやりたい、自分だけのことをスケジュールに先に入れることで、自分のやりたいことができるようになります。

みんなの作業とはいえ、いつも一人でやっていることを突然やらなくなると、やってくれていると思っている家族や周りの方が迷惑してしまうこともあります。

ベストは、みんなでやれることについては、あらかじめ分担するなど、話し合っていきましょう。

他人にやってほしくなくて、自分で「やらなくちゃ」にしていませんか?

「やらなくちゃ」の中には、自分個人で「やらなくてはならない」ものも多くありますが、まずは家族や職場など集団生活の場での「やらなくちゃ」について考えます。

例えば家事。

何故あなたがやっているのですか?

配偶者や子どもが何故やらないのでしょうか?

こう聞くと、「どうせ手伝ってくれない」と回答されることが多いです。

では、何故手伝ってくれないのでしょうか?考えてみましょう。

手伝ってほしいことを伝えましたか??
「目の前でやってるんだから、言葉にしなくても気づいて手伝って」
では伝わりません。
手伝ってほしい気持ちを伝えましょう。
また、やりたいことがあるのであれば、それも併せて伝えてみてください。

何故今やるのですか??
食後などに、誰よりも早くに流しに行って片付けをしているときに、「みんなやってくれない」と思ったとします。
他の方はどう思っているでしょうか??

後でやろうと思ったのに。

やってくれるならお願いしちゃおう

なんて思っているかもしれません。
周りの方とタイミングが合っていないだけかもしれないですよね。
もしかしたら、自分自身が早くにやりたいだけかもしれません。

もしそうだとしたら、今やることを選んだのは自分だということを意識してみてください。
誰にも強制されていないんです。

ほかにも、自分のやり方でやりたい。
他人がやると、後で片付けがめんどくさいから、やってほしくない。
手伝ってもらったときに文句を言ってしまった。

なんてことはありませんか??

これだと、「みんながやってくれない」と言いながらも、本当は「やってほしくない」みたいだね。

それに、手伝ったときにやり方が違うからって文句言われてしまうと、なんだか手伝いたくなくなっちゃうし、手伝っちゃいけない気がしちゃうよね。

そうなんです。
自分のやり方でやりたいと思っているのであれば、やはりこれも自分でやることを選んでいるということを意識してみてください。

他人にも自分のやり方でやってほしい方は、何故そのやり方が良いのかを伝えてください。
表面上を押し付けても難しいです。
例えば、洗濯物の収納だったら、
「この畳み方だったら綺麗にいっぱい入るよ。」とか。

自分の負担を他者と分担するのであれば、
他者を信頼して任せることが大切です。
また、同じようにやってほしいのであれば、教育することが必要です。
後々楽をするためには、一度は手間をかけなくてはいけません。

頑張っている自分を認めてほしくてやっていませんか??

頑張っている自分を他者に見せつけることで、自分の頑張りを認めて欲しいという気持ちはありませんか?

他人に自分が忙しいことをわかって欲しくて、目につくようにやってたりしませんか?

このような承認欲求が根源にあると、他人から認められることが価値となります。

そうではなく、自分のやったことについては、自分が認めればそれでよいのです。
他者の評価に自分の価値をゆだねるのではなく、自分自身の評価を大切にしてみてください。

忙しいに依存していませんか??

目の前のやることがなくなることで、自分の居場所や存在価値がなくなってしまうと思っていませんか?

私たちはそこに存在するだけで十分に価値があります。

また、自分だけができる状態を作って優越感や立場を構築してしまうと、何かあった時に他者に頼れませんし、残された他者も困ります。

集団で生活している以上、「私だけができる。」は決して望ましいものではありません。

そして、やりたいこともできないほどのやらなくちゃになっている自分で良いのか考えてみてください。

「やりたいこと」をやるためにも手放すこと。を意識してみましょう。

他の場面でも、仕事を他者に振れない方は、このような考え方をしていることが多いと思います。

まずは集団生活の場面では、周りに認めてもらいたいという気持ちを少し抑えて、みんなでやれることはみんなでやることを意識してみてください。

まとめ

「やらなくちゃいけない」ことに追われているとき、何故自分がそれをやっているのか、もう一度原点を思い返してみてください。
自分が勝手に「やらなくちゃ」と思っているだけで、いつでも辞められることであったり、もともとは自分が「やりたいこと」であったりするかもしれません。
また、生活の中にある「やらなくちゃ」と「やりたい」を対等にしてスケジュールを組んでみましょう。
「やらなくちゃ」を優先しすぎていると、「やりたい」に辿り着きません。
もし、他者と共有できる作業であるならば、自分で囲い込むのではなく、みんなで共有して分担できるようにコミュニケーションを取りましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉育ちの理学療法士です。 身体へのアプローチだけではなく、考え方を変えることで体も心も楽になり、生活そのものが変わるということを学びました。 このことを多くの方に知っていただき、一人でも多くの方が日々の生活を楽しく送っていただくことを目指しています。 その他、日々の生活の中での様々な発見やお得な情報、趣味のアーチェリーのことや車のこと、旅行先のオススメ情報などを書いていきます。 <趣味> アーチェリー、車、富士登山、国内旅行、スキューバダイビング、ディズニー