お金を稼ぐ手段として、仕事をしてお給料をいただくのが最も主流ではないかと思います。
お金を稼ぐための手段である仕事について、どのような考え方がストレス少なく働くことができて、お金につながるのかをまとめました。
お金と仕事 目的はどっち?
仕事をするにあたって、
お金を稼ぐことを目的にするのか?
働くことを目的にするのか?
お金を稼ぐにあたって、どっちの考え方がストレスなく稼ぐことにつながるのかを考えてみます。
お金を稼ぐにあたって、どういう考え方で働くことがストレスが少ないのかを考えてみよう。
はっちゃんとつっちゃんはどんな目標とか気持ちで働きたいかな?
私は働いていっぱいお金を稼ぎたいから、「お金を稼ぐぞ!」って気持ちで働くよ!!
私もお金は欲しいけど、楽しみながら働きたいから、まずは仕事を頑張ってお金は後からついてくる感じが良いな。
二人とも仕事をしてお金が入るっていうことは一緒だけど、
直接お金を目的にするのか
仕事を楽しむことを目的にして、結果お金が入るのか
どこに焦点を置くのかが違うね。
どっちが正しいとかではないんだけど、どう違いが出るのかを考えてみよう。
①お金を貯めることを目的として、手段として仕事をする場合。
とにかくお金を稼ぐためにはどうしたら良いかを考えていくと、
「お金をいっぱい稼ぐためには良い仕事をすることが必要だ」って考えることができれば、仕事の質も上がってきて良い仕事ができるかもしれないね。
そうそう。
お金のために、きちんと仕事をしていっぱい稼ぐんだ!
なるほど。
それでお金がいっぱいもらえたら嬉しいよね!
でも、もしも仕事が評価されても給与アップに繋がらなかったときに辛くないかな?
たしかに……
②良い仕事をすることを目的として、お金が後からついてくるという考え方の場合。
目の前の仕事の質を上げることに集中して仕事をするから、仕事自体に達成感とか満足感が得られるね。
うん。
仕事してみんなに喜んでもらえたら嬉しいよね。
そうだね。
社会に対する貢献感が得られるのも良いね。
それに、仕事の方に意識を置いておくと、仮に給与アップに繋がらなくても喪失感は少ないかもしれないね。
うん。
でも、いつまでも上がらなかったらちょっと嫌かもだけど、
仕事で満足できているから少しは良いかも。
そうだね。
そんな時には、自分の仕事がどれだけの価値や利益を会社にもたらしているのかを考えてみると良いかもしれないけど、それはまた後で考えてみよう。
はっちゃんみたいにお金を目的に仕事をすると、歩合性とかで仕事の結果がそのまま給与に反映されるときには良いけど、
固定給の場合、「あんなに頑張ったのに……」みたいな不満が出るかもしれないよね。
つっちゃんみたいに、まずは仕事を楽しんでしっかりやりたい場合、仕事の結果の段階で多少なりとも目的を達成している分、仕事のやりがいも得られるしストレスも少ないかもしれないね。
なにより、どっちにしても稼ぐためには仕事そのもので結果を出す必要があるから、仕事そのものに目的を置いた方が、良い仕事ができて昇給に繋がりやすいかもしれないね。
そっかぁ。
お金をいっぱい稼ぐには、みんなに喜んでもらえる仕事をしないといけないから、結局仕事の質を上げること考えないといけないんだね。
お金は感謝を伝えるツール
お金を稼ぐためには仕事をしっかりとすることがお金につながることが分かりました。
では、今度はお金ってどんなものなのかを考えてみましょう。
今度はお金ってなんだろう?
っていうことについて考えてみよう。
他の記事で「お金は感謝を伝えるエネルギー」って話をしたんだけど覚えているかな?
覚えているよ。
お金は感謝を伝えるエネルギーで
感謝の気持ちを持てるものにお金を使うこと
感謝の気持ちを伝えられるところにお金を使うこと
稼ぐときには、感謝の気持ちを持って支払ってもらえるような仕事をすること
だよね。
そうだね。
ということは、いっぱい稼ぐためには、より多くのお客さんから感謝の気持ちをもらえるような、価値を提供していく必要があるね。
そうなると、お金を稼ぐためには仕事の結果をしっかり出さないといけないから、目的がお金であっても、仕事の質であっても、どちらにしても仕事にしっかりと向き合って、お客さんに価値を提供して、感謝の気持ちをいただけるようにすることが大切だね。
ここまでをまとめてみますと。
☆お金を稼ぐためには、より多くの方に感謝していただくことが大切です。
☆感謝していただくためには、価値を提供していくことが大切です。
☆価値を提供するためには、仕事の質を高めていくことが大切です。
☆仕事の質を高めていくためには、仕事と向き合い、しっかりと仕事をすることが大切です。
☆仕事と向き合い、しっかりと仕事をするためには、お金が目的であっても、仕事そのものにも目的意識を持つことが大切です。
また、お金は感謝を伝えるツールですので、お客さんと自分との間の感謝も大切ですが、
お給料をくれる会社と自分の双方が、お互いに感謝の気持ちを持っていたいですね。
お給料に不満を持った時に考えること
お給料をいただくときに、その金額と自分の能力や頑張りに対して見合っていないなど、不満を抱くこともあるかと思います。
そんな時には以下のことを考えてみてください。
はっちゃん、何をそんなに怒っているの??
お仕事いっぱいいっぱい頑張ったのに、お給料が思ったよりも少ないんだよ!!
頭きちゃう!
そうだったんだね。
そしたら、はっちゃんは自分が働いて、どれくらいのお金が会社に入っているかって意識しているかな?
どれくらい??
よくわからないけど、いっぱい頑張ったよ!!
いっぱい頑張ったんだね。
でも、それではお給料に見合ったお仕事をしたのかどうか分からないよね。
どんなに頑張っても、会社にとって利益が出ていないとお給料には結びつかないよね。
例えば、会社に1万円の価値のある成果を出して2万円もらうことはできないよね。
まずは一度、自分の仕事でどれだけ会社に利益が出ているのかを考えてみよう。
う~んと……
考えてみたけど、みんなで仕事しているから、自分の仕事でいくら稼いでいるかは分からないよ。
自分の仕事だけでお金が直接動くのでないと分かりづらいね。
そしたら、自分のために会社がどれだけ負担しているのかを見てみよう。
社会保険:正社員の場合、会社の負担額は給料のおよそ15%
〇健康保険
医療機関にかかるときの保険証
→保険料は会社と社員とで半分ずつ負担
〇介護保険
40歳以上で加入。介護が必要になった時のための保険
→保険料は会社と社員とで半分ずつ負担
〇厚生年金
会社に勤める人が国民年金に上乗せして年金を受け取れる制度の掛け金
→掛け金は会社と社員とで半分ずつ負担
〇雇用保険
失業したときに失業給付などを受けるための保険
→職業により負担割合が異なる。
〇労災保険
仕事中にケガや死亡した際に備える保険
→全額会社負担
こんな感じで、給与明細には記載されないところで、会社はいっぱい負担してくれているんだよ。
そのほかにも建物の家賃とか文房具などの消耗品、光熱費、福利厚生のためのお金、健康診断のお金など、働くためにはいっぱいお金がかかっているんだけど、それらは全て売り上げから負担しているよ。
お給料の金額に納得したわけではないけど……
会社がいっぱい負担してくれていることは分かったよ。
納得できるお給金をいただくためにはもっと頑張らないといけないかもしれないし、どうしてその金額なのかを確認するのも良いかもしれないね。
まずは会社が働く環境を用意していること。
自分のために多くの負担をしてくれていること。
これらを知っておくと、感謝の気持ちも出てくるかな??
それでも、あまりにも不当に低い場合には転職なども視野に考える必要も出てくるかもしれないけどね。
そうはいっても仕事が好きになれない。でもお金が欲しい方へ
ここまでで、仕事を目的にすることで仕事で成果を出して、達成感と貢献感が得られ、お金もついてくるとお話をしましたが、「それでもやっぱり仕事は好きになれないけどお金がほしい」という方はいらっしゃると思います。
そういう方は、お金を貯めることや、お金を貯めた後にやりたいこと。ここを目標とします。
その上で、目標に到達するために必要な手段として仕事をとらえてみてください。
そうすることで、仕事は好きでなくても、やりたいことに向かう一歩としてとらえられると思います。
そして、仕事をすることで目標に一歩ずつ近づいていくことを実感してみてください。
それでも仕事が好きになれない方は、仕事を「やらされているもの」であるとか、「やらなくてはならないもの」と捉えていませんか??
それだと自分の意志ではないために苦しく感じてしまうかもしれません。
まずは「自分で仕事をすることを選択した」ということを意識してみてください。
自分の意志で働くことで少し楽になりますよ。
ただし、人間関係などでどうしても仕事が辛い場合には無理に頑張ることは自分を消耗させてしまうため、ほかの職場に移ることも視野に入れてみてください。
まとめ
お金を目的に仕事をするのか?
仕事を目的にして結果としてのお金とするのか?
どちらが正解とかいう話ではありませんが、どちらを目的にしても、仕事そのものの質が上がらないことには、お金も得られないし、仕事の質も上がりません。
それならば、仕事を目の前の目標として、その先にお金という目的を置いてみるのはいかがでしょうか?
また、仕事そのものに目的を置くことで、お給料の前に達成感や貢献感を得ることができます。
逆に、お金ばかりにとらわれることで仕事の質をおろそかにしてしまうことで、お金も得られず、仕事にも満足しない。という結果が一番ストレスが溜まってしまうと思います。
目の前の仕事をしっかりとこなし、仕事での達成感と貢献感を得ながら、しっかりとお金を稼いでいく。そんな考え方がストレス少なくお金を稼ぐことにつながると考えます。
そして、どうしても仕事が辛い方は、お金やその先にある目標をしっかりと見定めて、そこにたどりつくために必要な手段として仕事を捉えてみましょう。仕事をするたびに目標に近づくことを感じることで、仕事に対する考え方が変わってくると思います。
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