神戸・南京町にある昭和26年創業の老舗「元祖ぎょうざ苑」は、日本で初めて“味噌ダレ餃子”を広めた味噌ダレ発祥の店です。さらにはA5ランク神戸ビーフを使った餃子が全国から注目を集めています。この記事ではお店の歴史やこだわり、満州式の技、メニュー、お取り寄せ情報、観光情報までまとめました。
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味噌ダレ発祥の店「元祖ぎょうざ苑」
「元祖ぎょうざ苑」は、昭和26年(1951年)創業の老舗です。
こちらの初代の頃末芳夫氏は、中国満州で日本食レストランを営んでいた時に、中国人料理人から餃子とジャジャ麺を学びました。
終戦後に「焼き餃子」を専門とした店を港町・神戸に開業し、“味噌ダレで餃子を食べる”という独自のスタイルを打ち出しました。
ちなみに、その頃の日本では、まだ焼き餃子文化がまだ浸透しておらず、焼き餃子発祥のお店がどこであるかはっきりしていない中で、こちらも発祥のお店の候補と言われています。
なぜ味噌ダレ?なぜ神戸牛9.1%?──数字と伝統に込めた理由
- 味噌ダレは「一子相伝」:味噌ダレの作り方は一切門外不出の為、今現在では三代目だけが作り方を知ており、味噌ダレはお店の営業後に密かに調合されています。
- 神戸ビーフ9.1%の黄金比: 素材のコクとジューシーさをお店ので引き出すベストバランスだそうです。何十回もの試作の末に決定されたものです。
- 神戸牛を使う理由は、古来中国では餃子は献上品であり、特別な食材だったそうです。
そこで元祖ぎょうざ苑では「お客様に最高の餃子をお召し上がりいただく」と言いう気持から、お客様に献上する心で選ぶ最高の食材として、A5ランクの神戸ビーフを使用することにしたそうです。
満州式の皮へのこだわり
一般的には餃子の皮は棒状に伸ばして一枚ずつ成形しますが、元祖ぎょうざ苑では“満州式”で作成しています。満州式とは、大きく伸ばした生地を丸く型抜きする独特な方法で、現在もカウンターで皮が手作りされています。この作り方は初代の頃末芳夫氏が現地で学んでから、そのままの伝統的な手法です。食感も弾力があり、餅のようにのびる餃子の皮はここでしか食べられない「幻の満州式餃子の皮」と称されています。
幅広く食べられる元祖ぎょうざ苑の餃子
- ニンニクを使用していないため、ビジネス前でもいただけます。
- 野菜と植物だけで作られた野菜餃子もあり、様々な理由でお肉を食べられない方でもいただけます。
- 餡にはA5ランクの神戸牛だけを使用しており、餃子の皮も幻の満州式の皮であり、ここまでこだわっている餃子ですので、贈答品としてもお勧めです。
元祖ぎょうざ苑のメニュー一覧(税込)
神戸牛入り餃子
- 焼餃子(6個)…550円
- 水餃子(6個)…550円
- 揚げ餃子(5個)…550円
- スープ餃子(5個)…750円
- 100%神戸ビーフ餃子(5個)※夜限定…2,200円

野菜・海老餃子
- ベジ餃子(5個)※夜限定…550円
- 海老水餃子/海老スープ餃子…550~750円
ジャジャ麺シリーズ
- ジャジャ麺…900円
- ジャジャ菜…900円
- ジャジャ飯…550円
ランチ・定食
- 定食(餃子1人前+ご飯+スープ)…850円
- 大定食(1.5人前)…1,120円
- 特定食(2人前)…1,400円
- 定食+ジャジャ麺(小)…1,300円
- 餃子+ジャジャ麺(小)…1,080円
元祖ぎょうざ苑へのアクセス・基本情報
- 住所:兵庫県神戸市中央区栄町通2-8-11
- アクセス:JR・阪神「元町駅」徒歩約5分
- 営業時間:11:45~15:00/17:00~21:30
- 定休日:月曜日(祝日の場合は営業・翌日は振替休日)
- 公式サイト:https://www.ganso-gyozaen.co.jp
元祖ぎょうざ苑周辺の観光情報
元祖ぎょうざ苑で食事をした後に観光はいかがでしょうか?神戸市中央区の観光スポットをご紹介します。
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相楽園
明治末期に完成した日本庭園です。旧小寺家厩舎や船屋形、旧ハッサム住宅などの重要文化財があります。
神戸海洋博物館/カワサキワールド
神戸港の歴史や船について楽しく学べる海洋博物館です。
南京町(中華街)
元祖ぎょうざ苑のすぐそばにあります。肉まんや小籠包、神戸スイーツなどが集まる観光名所です。
神戸市中央区の観光スポットはこちらで確認できます。(楽天トラベルたびノート)
元祖ぎょうざ苑のお取り寄せについて
元祖ぎょうざ苑の神戸ビーフ入りの餃子や野菜と植物のみでつくられた野菜餃子、味噌ダレ発祥のお店の味噌だれがそれぞれ以下のリンクから購入できます。


味噌ダレ発祥の店「元祖ぎょうざ苑」のまとめ
以上、【ザワつく!】神戸牛入り餃子が食べられる「元祖ぎょうざ苑」の味噌ダレ餃子への拘りやメニュー紹介をお届けいたしました。
この餃子には、技術・素材・物語・哲学が詰まっています。どれひとつ妥協せず、全てに意味があります。神戸に訪れずとも、一度味わってみる価値のある逸品です。
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