岐阜県の根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)。日本三大桜のひとつで、樹齢1500年以上を誇る圧倒的な存在感があります。この記事では、淡墨桜へのアクセスや駐車場情報、淡墨桜の魅力や見頃、アクセス、周辺観光や地元グルメ、ソメイヨシノとの違いまで詳しく紹介します。
※この記事はアフィリエイトリンクを含みます。
日本三大桜とは?それぞれの特徴を紹介
日本三大桜とは、日本を代表する桜の名木として知られる以下の3本の桜を指します。
- 【岐阜県】根尾谷淡墨桜(うすずみざくら)
- 【山梨県】山高神代桜(じんだいざくら)
- 【福島県】三春滝桜(たきざくら)
これらはすべて国の天然記念物に指定されており、樹齢1000年以上の長寿桜としても知られています。いずれも花の美しさと歴史的背景を兼ね備えた、唯一無二の桜です。
岐阜県本巣市の「とは?
岐阜県本巣市根尾にある根尾谷淡墨桜は、推定樹齢1500年以上とされるエドヒガンザクラの巨木です。
特に珍しいのが、その花色の変化です。咲き始めは淡いピンク→満開時は白→散り際には薄墨色に変化すると言われており、名称も「淡墨桜」と名づけられました。
1922年には国の天然記念物に指定され、明治天皇が視察に訪れたこともある歴史ある桜です。
根尾谷淡墨桜の見頃と開花時期・混雑状況。ライトアップやライブカメラについて
- 見頃の時期:例年4月上旬〜中旬
- 花の咲き始めから散るまで、約1週間~10日ほどと見頃は短い桜です。
- 見頃の週末は非常に混雑し、駐車場は早朝で満車になることも多いので、平日に行くことをお勧めします。
- 夜間ライトアップは3月中旬から4月中旬に行われ、幻想的な姿を見ることができます。
令和7年は3月14日~4月20日まで行われました。(18:40~21:00)
▶【本巣市PR動画】夜の淡墨桜【NEO】(YouTube)のページ(別ウインドウで開く) - 最新の開花情報は「本巣市観光協会」公式サイトなどで確認をしてください。
ライブカメラも以下の公式サイトで確認できます。
▶根尾谷淡墨ザクラ | 本巣市
日本三大桜・根尾谷淡墨桜へのアクセス・駐車場・交通情報
- 所在地:岐阜県本巣市根尾板所字上段995
- 電車でのアクセス:JR大垣駅 → 樽見鉄道 → 終点「樽見駅」下車、徒歩約15分
- 車でのアクセス:東海環状自動車道「大野神戸IC」から約40分
- 駐車場:臨時・有料駐車場あり(桜シーズンは1台500円〜)
敷地内には「淡墨公園」が整備されており、売店や仮設トイレも充実しています。
根尾谷淡墨桜の周辺観光スポット
名称をクリックすると、楽天トラベルたびノートで詳細を確認できます。
うすずみ温泉 四季彩館
桜の名所から車で5分ほどの場所にあり、20種類もの温泉があります。日帰り入浴が可能で、山の景色を眺めながらゆったりと過ごせます。
根尾谷地震断層観察館
1891年の濃尾地震でできた「根尾谷断層」を観察できる貴重な施設です。地質に興味がある人にはおすすめです。
道の駅 うすずみ桜の里 ねお
地元特産品や農産物が手に入る休憩スポットで、うすずみ温泉やホテル四季彩館などの施設が揃っており、レストランなども併設されています。
地元グルメ&お土産情報
銘菓「淡墨桜」
日本三大桜の一つである淡墨桜にちなんだ和菓子です。
淡いピンク色をした餡がとてもきれいな一品です。
詳細はこちら▶淡墨桜 / 御菓子所吉野屋 オンラインショップ
なぜ根尾谷淡墨桜は1500年以上も生きているのか?
一般的に、街でよく見かけるソメイヨシノの寿命は50〜70年と言われていますが、それと比較してエドヒガンザクラは驚異的な長寿命を誇ります。
その理由は以下の通りです。
エドヒガンザクラの強さ
野生種(実生)であり、クローンではなく、根の張りも深く、病気や寒さに強いことや、「ひこばえ(若芽)」による再生力の高さなど、ソメイヨシノと比べると、もともとの生命力の強さがあります。
手厚い保護と管理
- 地元の「桜守(さくらもり)」によって、長年にわたり土壌改良や枝の支えなどの手入れが行われてきました。
- 毎年の調査と補修によって、老木を労わりながら保存しています。
ソメイヨシノの種を植えたらどうなる?
桜といえばソメイヨシノを思い浮かべる人も多いですが、実はソメイヨシノはすべて接ぎ木で増やされたクローン桜です。
クローンだからこその短命
- 遺伝的にまったく同じ個体が全国に植えられているため、病気や老化に一斉に弱くなります。
- 自然繁殖が難しく、基本的に種を残しません。
種から育てるとどうなる?
- ソメイヨシノは人工交配種(エドヒガン × オオシマザクラ)なので、種から育てても同じソメイヨシノにはなりません。
- 代わりに性質がバラバラな雑種の桜が生まれてしまいます。
他の日本三大桜もあわせてチェック!
- 【山梨】山高神代桜の魅力はこちら → 【山梨】日本最古の桜・山高神代桜とは?歴史や見頃、アクセス・観光情報を紹介
- 【福島】三春滝桜の詳細はこちら → 【福島】三春滝桜の魅力とは?滝のように咲き誇る桜と観光・アクセス・名物ガイド
根尾谷淡墨桜のまとめ
以上、【帰れマンデー】日本三大桜・根尾谷淡墨桜を徹底解剖!見頃や周辺の観光・グルメ情報も紹介【岐阜県】をお届けいたしました。
根尾谷淡墨桜は、その壮大な姿と長い歴史から「日本の宝」とも呼ばれる桜の巨木です。
春の淡墨桜はもちろん、周辺観光やグルメも充実しており、1日を通して楽しめる観光地としておすすめです。
ぜひ一度、現地でしか味わえない“本物の桜の風格”を体感してみてください。
コメント