タイヤの空気圧の見方と確認頻度、適正値について解説。高めに入れるメリットとデメリットはなに??

車のこと

車に乗るうえで、唯一地面と接点を持ち、走るために重要な役割を果たしているのがタイヤです。その性能を発揮するためにも、長持ちさせるためにも、適正な空気圧にしておくことがとても大切です。では、タイヤの空気圧の適正値はいくつなのか?どこを見たら確認できるのか?どれくらいの頻度で確認したら良いのかなどをまとめてみました。

タイヤの空気圧はどこで確認できるの??

タイヤの空気圧の確認は、運転席のドアを開けると確認ができます。
運転席側のドア運転席のドアに隠れているフレームのところにシールが貼ってありますので、必ず定期的に確認をして適切な空気圧に調整しましょう。

ここに記載された空気圧を指定空気圧といいます。

空気はどこでどうやって入れたらよいの?

入れる場所

ガソリンスタンドや自動車ディーラー、オートバックスなどの量販店で入れることが可能です。

入れ方

基本的にはセルフサービスのところが多いですが、店員さんに声をかけてみるとやっていただけるところもありますので、分からない方は店員さんに声をかけてみてください。

基本的にはタイヤのキャップを外して、コンプレッサーをはめます。
レバー操作やボタン操作により、タイヤの中に空気を入れたり出したりすることができるので、自分の車の適正な数値になるように調整していきます。

費用はどれくらい?

基本的には無料で入れることができます。

時々ですが、ガソリンスタンドでスタッフさんにお願いすると有料のところもあります。
私の家の近くのガソリンスタンドで有料のところは300円ですが、自分でやれば無料で入れることができます。

空気圧の入れすぎや不足をするとどうなるの?

基本的に指定空気圧を下限として、どんなに高くしてもそこから10%までの間になるように設定し、それ以上にも以下にもならないようにしましょう。
指定空気圧が220kPaの場合は220~240kPaの間にしましょう。

空気圧が高いことによるメリット

タイヤ径が大きくなることで燃費が少し向上する。
しばらく放置しても空気圧が適正値より下がらない。

空気圧が高いことによるデメリット

タイヤの端っこの接地が悪くなるため、接地面が減るので制動距離が長くなる。
タイヤの真ん中だけが減ってしまう。
乗り心地が固くなり悪くなる。
ぶつけたときに損傷しやすくなる。

空気圧が低いことによるメリット

雪道などでスタックしてしまって動けないときには、空気圧を下げることで接地面を増やして脱出しやすくなります。
→以下のデメリットがあるので、その後すぐに空気圧を入れてください。

空気圧が低いことによるデメリット

タイヤの直径が小さくなることと、接地面が増えて摩擦係数も増えるため、燃費が悪くなる。
タイヤがたわんだ状態になるため、ホイールにより切れてしまい、バーストしてしまう危険性。
高速走行でタイヤが破裂してしまうスタンディングウェーブ現象につながることも。

はつぐ
はつぐ

このように、空気圧が適正でないことで、タイヤの消耗が激しくなったり、タイヤの性能が発揮できないということが起こります。
それ以上に大切なこととして、安全面においてのリスクがかなり高いので、空気圧を適正に保つことが大切です。

空気圧はどれくらい減るの?

通常の減少について

1か月で5%程度減少すると言われていますので、最低でも1か月に1度は確認をする必要があります。

温度変化による影響について

外気温が10℃上がると空気圧が10kPaほど上がり、10℃下がると10kPaほど下がると言われていますので、季節の変わり目やスキーなどの温度が大きく変わるところに行く際には、タイヤの空気圧も大きく変わりますので、安全のためにもこまめな空気圧チェックが必要です。

どれくらいの頻度で確認したらよいの?

一般的には一か月に一度は点検することが推奨されています。
その理由としては、1か月でおよそ5%程度空気圧が減少するためです。

過剰に減る場合に考えること

タイヤに釘が刺さっているなどの原因が考えられます。空気圧が過剰に減る場合にはタイヤに傷があることが考えられますので、早めにディーラーやガソリンスタンド、量販店に相談してください。
穴だけであれば簡単に修理することもできますが、そのまま放置することで、バーストなどの修理不能な状態になってしまったり、事故につながってしまうこともあります。

まとめ

車を運転するうえでタイヤの空気圧が高すぎても低すぎても、タイヤの性能が発揮できないばかりか、タイヤを傷めてしまいます。また、何もしなくても時間の経過によってタイヤの空気圧が減っていきますので、月に一度は確認をしましょう。また、スキー場に行くなど、温度変化が激しい場合には、途中でも確認するなどして、その時々で適切な空気圧になるようにすることで安全に運転ができますので、こまめな空気圧の確認を習慣づけていきましょう。

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参考・引用

旭産業ホームページ 適正空気圧とは?

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