静岡県熱海市にある「来宮神社」は、古くから開運や厄除けのご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れるパワースポットです。特に境内にそびえ立つ「大楠」は、日本屈指のご神木として知られ、待ち受けにすると願いが叶うと話題に。本記事では、来宮神社の歴史や大楠のご利益、アクセス方法、さらに周辺の観光スポットについて詳しく紹介します。
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来宮神社とは?
来宮神社は、静岡県熱海市に鎮座する神社で、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)、五十猛命(イタケルノミコト)、大己貴命(オオナムチノミコト)を御祭神として祀っている神社です。
古くから「木宮明神(きのみやみょうじん)」として信仰され、特に五十猛命は植樹の神とされ、森林保護や環境保全、自然との共生を重視する信仰が続いてきました。
また、来宮神社は神籬磐境(ひもろぎいわさか)信仰の名残を強く残しており、特にご神木「大楠(おおくす)」は、神の依代として崇められています。この大楠の周囲には神域のエネルギーが満ちており、参拝者はその力を直接感じることができると言われています。
来宮神社はこちらの本でも紹介されるほどの最強開運神社です。


キノミヤ信仰と大楠の伝説
古代日本では、巨木や岩、滝などの自然の創造物に神が宿ると信じられ、それらを拝む神籬磐境信仰が広まりました。来宮神社もその信仰の影響を受け、江戸時代末期までは「木宮明神」と称されていました。
伊豆地方には「キノミヤ神社」と呼ばれる神社が十数か所存在し、いずれの社も千年以上の歴史を持つ御神木を祀っています。そのため、「木」に宿る神々を崇敬し、自然への感謝と畏敬の念を込めた信仰が根付いてきたようです。
また、嘉永年間(19世紀中頃)の出来事です。
熱海村では「大網事件」と呼ばれる漁業権をめぐる争いが起こりました。村全体を巻き込んだ訴訟費用を捻出するため、境内にそびえていた七本の楠のうち五本が伐採されることになったのです。
しかし、最後に残った大楠を伐ろうとしたとき、驚くべき出来事が起こります。
なんと!樵夫が大鋸を幹に当てようとしたその瞬間、突如として白髪の老人が現れ、両手を広げて伐採を阻止するかのような姿を見せました。
すると大鋸は手元から真っ二つに折れ、同時に白髪の老人の姿は消えてしまったというのです。
これを村人たちは、「神のお告げ」として受け取り、この大楠の伐採を中止し、神の依代として祀ることを決めたそうです。
この神秘的なエピソードが語り継がれることで、大楠は「神の魂が宿る木」としてより一層の信仰を集めるようになりました。
来宮神社の基本情報
- 住所:静岡県熱海市西山町43-1
- 電話番号:0557-82-2241
- アクセス:
- JR「来宮駅」から徒歩約5分
- JR「熱海駅」からバスで約10分
- 参拝時間:9:00~17:00(大楠のライトアップは21:00まで)
- 駐車場:あり(無料・有料の駐車場あり)
来宮神社の大楠とは?
国指定天然記念物・圧倒的なスケールの大楠
来宮神社の境内にそびえ立つ「大楠」は、日本屈指のパワースポットとして知られ、国指定天然記念物にも選ばれています。
その歴史は2,100年以上とされ、平成4年度の環境省調査では全国第2位の巨樹に認定されました。幹周り約24メートル、高さ約26メートルの圧倒的なスケールを持ち、その存在感に人々は畏敬の念を抱き、自然と手を合わせるほどです。
ちなみに第一位は、鹿児島にあり、国の天然記念物に指定されている蒲生の大楠です。
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大楠のご利益と伝説
- 健康長寿・心願成就のご神木
- 幹を一周すると寿命が一年延びると伝えられる
- 願い事を心に秘めながら一周すると願いが叶うと言われる
この大楠は、落雷や暴風雨などの天変地異にも耐え抜き、今なお成長し続けていることから、長寿や無病息災の象徴としても信仰されています。
特に幹を一周することで生命力を授かり、願いを込めながら黙って一周回ることで願望成就の力を得ると伝えられています。
大楠への参道と「坐 KURA」
近年、来宮神社では大楠へ続く参道を整備し、緑に包まれた空間を抜けて突如大楠が現れるような演出を施しています。この草木のトンネルを抜けることで、より一層大楠の神聖な雰囲気を感じることができます♪
また、ご神木のもとで静かに「癒やし」を感じられる空間「坐 KURA(くら)」が新設されており、ここでは、ゆったりとした時間を過ごしながら、大楠のエネルギーを感じることができます。
【利用案内】
- 利用時間:10:00〜16:30
- 料金:1坐20分 200円(五色の杜「厨 KURI」受付)
ライトアップ「Kodama Project」
夜の参拝者のため、大楠周辺は「Kodama Project」としてライトアップが施され、幻想的な雰囲気の中で参拝が可能となっています。
木々に宿る木霊(こだま)をイメージした約160個の明かりが大楠を包み込み、神秘的な空間を演出していますので、一度足を運んでみるのも良いですね。
なぜ待ち受けでご利益があるのか?
来宮神社の大楠は、神の依代として長年にわたり崇拝されてきた特別な大木であり、人々がこの木に手を合わせ祈ることで、その場に宿る神聖な力を受け取ると考えられています。
この神聖なエネルギーを写真に収め、それを待ち受けに設定することで、大楠の霊力を日常的に受け取ることができるとされているのではないでしょうか?
また、視覚的な効果としても、神秘的で力強い大楠の姿が常に目に入ることで、精神的な安定や前向きな気持ちを持続しやすくなると言われています。それにより潜在意識に働きかけることで、願望実現の後押しをするといった心理的な側面も影響しているのかもしれません。
待ち受けにするとご利益のある来宮神社のまとめ
来宮神社は、歴史ある神社として多くの人々に愛され、特に「大楠」は強力なパワースポットとして知られています。大楠の写真を待ち受けにすることで、運気が向上すると話題になり、開運を願う人々にとって魅力的な場所です。アクセスも良好で、熱海観光の一環として訪れるのにも最適。ぜひ、実際に訪れてそのエネルギーを感じてみてください!
来宮神社ホームページ:熱海 來宮神社 – きのみやじんじゃ
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